バランスをとること

趣味について、聞いたこと。とっても深くて、ジワジワ、考えてしまいました・・・。読み返したいので、了解を得たうえ、一部抜粋して載せておきます!

                                  • -

趣味は、いかに他の人に惑わされないか、自分だけのものとは何か、です。


人と同じになろうとしないこと。これが一番大事です。自分は自分。でも、人と違う趣味を持つことが大事なのではありません。それはもしかすると、人と違う趣味を持った人と同じになろうとしているだけかもしれないからです。
人のことは気にしない。自分が面白いと思ったことを、ほんの少しだけ追及してみるうちに、いつの間にか、その道の奥深さにはまってしまうだけなのです。それが誰かと同じかもしれないし、違うかもしれない、というのはただ単純に結果にすぎません。


私の趣味について言えば、知り合いの中でも知識量も多い方だと思われてますが、マニアではありません。マニアは趣味そのものが好き、というよりは、それにまつわるいろんな周辺情報を「知っていること」に重きを置いているようです。なので、共通するところも多々ありますが、知人にはマニアは少ないです。


まずは、自分が思ったことを、誰かが止めに入るまでやってみること。誰も止めに入らなければ、それは周りの人たちにも受け入れられているってこと。そのくらいの気持ちで、興味を感じたものをやってみて!

                                  • -

趣味の話も仕事の話も、人間は、無意識に自分のバランスを取ろうとするので、自分の本質と逆のことをやろうとするものです。


普段の付き合いの中で暗い性格の友人が、音楽ではド派手で攻撃的なものばかりを好んで聞いていたり、逆に普段から派手で明るい性格の友人は、暗く、静かな音楽を好んで聞いていたり、というのは私の経験から沢山その例を挙げることができます。人づきあいが良く、沢山の友人がいるように見える人は、実はとても孤独だったりして、それを上手く癒してくれる音楽を聴いていたり、演奏していたり、とかね。(私はそれに近いかな。)


映画や音楽や本に、あるいは、写真や絵画やパフォーマンスに何を求めているのか、なぜ求めるのか、その答えが、「バランスを取ろうとする無意識の行為」だと思っています。そうすることで自分が安定することができると思うから。


人は本来孤独なもの、ということを素直に受け入れることで、誰かにつながっていなければならない!!という脅迫観念がなくなるかもしれません。もちろん、誰かと繋がっていたいという気持ちが消えるわけではありませんが、もっと気楽に構えていられる、つながるべき人とはつながるんだ、くらいにはなれます。


でも、それが強迫観念になることは避けたい。あるいは、人によっては、他人に暴力をふるうことや、他人を言葉で傷つけることでしかそうできない人もいますが、自分はそうなりたくない。


そういったことを考えたり、感じ始めたりする前に出会った本や、音楽、映画、美術などは、何も考えなくても深く心に届きますし、響きます。小学校高学年から高校時代、大学時代くらいまでですかね、そういう時代は。迷っているなら、その頃に出会ったものを思い出してみてみるのもいいかもしれません。

                                  • -

たしかに、「こうしなきゃ!」と思うと、どんどん追いつめられてしまう。
落ち着いて、「そんなもんだ!(人間は本来孤独なものだ!)」と受け入れてしまえば、たしかに気が楽になりそう。
あんまり、考えこまないようにしよう! 
なんだか少し、元気をもらえたな〜。
感謝です!