死後の世界?

人は死んだらどこへいく?

ヒアアフター


イーストウッド監督作品、ということで終わりがどんより凹むんだろうな・・・と覚悟しましたが。
意外にも、ハッピーエンディング(主人公たちみんなが笑顔で終わる)でホッとした。こういうのも作れるんだな。
暗めライティングなのは彼の独特なのかしら・・・。それでも玄関が真っ白だったり対比が美しい。


マットデイモンの孤独の中の笑顔。持ってしまった才能による臆病さと誠実さがよかった〜。リプリーディパーテッドとかの悪役もあるけど、やっぱりグッドウィルハンティングの流れのこの繊細さ、真摯さの役柄の方が好き。オーシャンズのオタクも(笑)



○東京公園
カメラマン志望の男の子。
大好きな東京の公園たち。
そして三人の大好きな女優さんたち。
ってことで観た。

もともと邦画はあまり観ない。
理由は、ストーリーが淡々としていたり、逆に暗くて複雑だったり、どちらにしても「何が言いたいかわからない」作品が多いから。


観てみないとどっちかわからない。
これは、前者、淡々と進んでいくストーリー・・・なのかと思ってたら。意外に重い。
井川遥の神秘的(台詞ナシがさらに高める)なかんじ。
何より息を止めて見入ってしまった姉弟の対峙(?)シーン。
小西真奈美の演技は文句なくすばらしい!わざとだろうけど、三浦春馬の表情が一切見えないから彼の心がまったくつかめない。
あれ、どういうことなんですか???
結局向き合って、どうなったの?
お姉さんはどうなるの?
幼馴染とはどうなるの??
一体どうしたいの公司くん!
押し切られるままなの公司くん!
わからないよぅ。

・・・ワタシはオツムの関係で、わかりやすくて明るくて元気の出る話が好きだから、ハリウッドやイギリス映画が多くなってしまうのね。最後はスキっと全ての謎が解けて終わってほしいのよ。

カメラの視点が独特・・・。なんだろうか?おもしろいなー。とくにヒロ登場シーンのとき。玄関から出ていくときとか・・・。
原作があるみたいだから読んでみよう。


                                        • -

この日観た映画は偶然にもどちらも根底は「死」がテーマ。死にとらわれたり、死が普通に横にあったり・・・。それでも暗い結末に至らなかったから、絶望的な気分にならなくて、よかった。