かわうそ祭り

最初は大好きな『開運』の酒蔵予定だったのが、急きょ変更に。というわけで、カワウソの里へ。

向かいの『かわうそ亭』で久しぶりにお蕎麦。揚げたそばがき→もりそば→そばプリンという蕎麦定食をいただきました。どれもサラっとしていて美味〜。お酒もそうだけど、井戸水を使っているそうで、清く美味しいのです・・・どれも。水はベースだもんな〜。



それからいよいよ酒蔵見学。不織布で作った白衣みたいなのと帽子をかぶり(無菌室に入るみたい・・・)、工程別に説明していただきます。

洗米、蒸し、糀菌、・・・む、難しい・・・けど、どれだけの熱意と手間暇をかけて造って下さっているかがわかり、ちょっと眼頭が熱くなるくらい。


3トンのつぼ(?)からお玉ですくった発泡中のもろみ?を味見させていただきましたが・・・もう絶品。たまりません。このときが一番美味しいそうです。このもろみのつぼ(?)に落ちると2呼吸で窒息、とても重いため助けに入ることもできなくて、現に年に数名、亡くなっているそう・・・集中のあまり引き込まれてしまいそうなのがわかります。

ここでは大吟醸レベルの5割以上精米のものしかないとのこと。2割3分(つまり77%磨き)の「やぶた」絞りバージョンと「遠心分離機」絞りバージョンのできたてを試飲させていただきました。どちらも精米的には最高レベルのお酒なのだけど、飲み比べると全然違う。「やぶた」はアルコール臭がツンとするのに対して、「遠心分離」の方は一切しない。そしてまろやかでさっぱり。一番高価なだけあります・・・?

美味しいと噂の獺祭スパークリングを2本お土産に。どちらも贈り物に(^^)v

獺祭/旭酒造
http://www.asahishuzo.ne.jp/dassai/history.html


その後、近くの金冠黒松の酒蔵も訪問。こちらはさらに規模が大きく、工場!?みたいでした。また行程ごとに見て回る・・・酒造りの時期は終わっており、杜氏の日下さん自らご説明して下さいました。

精米もこちらでしています。巨大な機械。

またまた、にごりや純米大吟醸などいくつか試飲させてもらうこともでき、至福〜。

酒粕生キャラメルも美味!

日下無双/金冠黒松 村重酒造
http://www.kinkan-kuromatsu.jp/

日本酒って、これでこの値段でいいの!?と思うほどの手間暇をかけていると実感した一日でした。それをいただけることのありがたさを噛みしめつつ、日本酒をさらに愛しく感じつつ、帰路につきました・・・。