パムッカレ石灰棚

6:30 起床

希はもっと前に起きて、6:45には出発。彼女はエーゲ海が望める神殿跡を探す旅で今日はアソスに行くことに。(5時間かかるとか・・・私も4時間だけど)


7:00 1人で朝ごはん。

いつご飯を食べられるかわからないので、今日も朝食時にあまったパンをもっていく。


8:00 SERVISとは!?

昨日オトガルのチケットオフィスでセルヴィスのことを聞いたので、今日はバスマーネ駅近くのパムッカレバス会社に、セルヴィスを待ちに行く。

やっぱりちゃんとあるのよね。

セルヴィスというのは、市街からバスターミナル(オトガル)への連絡ミニバスのようなもので、チケット会社で買うとそのチケット会社の連絡ミニバスに乗ってオトガルへいけるのでした。
市バスは、いろんな停留所にも止まるし、いろんなルートも通るから、自分の目的地に着いたかどうかがよくわからないのよね。昨日の行きは25分、帰りに至ってはどんなルートを通ったんだか1時間近くかかったし。

で、オフィスの前にセルヴィスがきてましたよ!ヤッタ。イズミルのオトガル、イゾタスへ。直通15分で着きました。ラクチン〜。しかし思えば、このバスの中で帽子を置いてきてしまったのですねぇ。

8:30 1人でパムッカレへ

さて、イズミルのオトガル(ISOTAS)に着き、オフィスでパムッカレ行きのバス停留所を聞き、乗り込みました。観光バス。

一路、イズミルのオトガル→パムッカレ近郊のデニズリのオトガルへ東へ。(実際にはいったん南に向かい、Aydin経由4時間)

隣とその向こうには女の子のいる家族が乗っていまして、途中でトイレ休憩になると教えてくれたり、助かりました(ときどき、バスが止まって人が降車するので、休憩なのか降車なのかよくわからないのでした)。
途中、女の子がガムをくれまして・・・眠剤が混じっていたら・・・と一瞬強奪を予想したものの、やっぱり性善説です。美味しかった。うれしかった。

11:30 デニズリOTOGAR着

いや〜やっと着きました。って、ちっちゃいバスターミナルにあふれる人。

両替スポットのデニズリPTTでは日本円は両替できましぇん、この辺ではムリです〜と。ホントカ!?しょうがないので、気を取り直して、デニズリからパムッカレ行きのミニバスを探しに。うろうろしていたら、いろんな人が(適当に)教えてくれてやっとパムッカレ行きのバス発見。「ジャポン!?」と次に乗ってきたおじいちゃん。まぁ、何かを売りつけられるわけじゃないから「エヴェットゥ(Yes)」と。

しかし、冷房効いていない中、ミニバスって時刻表があるわけじゃなくて、『満員になったら出発よ』ということらしく、じっと待つ・・・。やっと12時過ぎて出発。ギューギュー詰めです。パムッカレ村に着いたらまた隣のおじいちゃまが教えてくれました。

12:30 灼熱の石灰棚上る

パムッカレ村到着。まぁ、なんというかのどかな村・・・ってどこに石灰棚があるの!?どこにもそんな気配はないので、お店の兄さんに聞くと、「ここから100m歩いたら入口だよ」とのこと。英語が通じる人で助かった。


んで、入口に着いたのだけど・・・。あつっ! うわっ! すんごぃ上り坂。チケット買って、そのチケット小屋の影で日焼け止めを塗りなおし・・・あ、あれ・・・帽子がないよ・・・しょーがないので、「ヨッシャ!」と、勇気と気合をもって上っていきます。

ハフ、ハフ。

暑い。

空の青さと石灰の白さがまぶしすぎます。40℃の灼熱の中、上っていきました。
これって・・・。あの4の世界の石灰棚ってここがモチーフ!?


途中、石灰に水が流れる地域に入ると、ガードマン!?から「靴脱げ」と。あぁ、でも素足、気持ちいい・・・けど水が少ない。ときどき遊歩道内に水たまり(底は石灰が溶けてヌルヌルで足触りがよいでした)ができていて、そこに温泉チックに水着の観光客がつかっていました。何人か頼まれて写真撮ってあげたけど・・・平日だからか?やっぱりアジア人がいないねぇ。


でも、写真で見たような、段々畑の水色の水たまりがないのよ。夏で乾燥しすぎているせいかもしれないけど・・・これも地球温暖化の影響!?


13:30 休憩中に・・・


やっと頂上まで着いて、ベンチで朝食の残りのパン(超乾燥地帯で食べるパンってキツ・・・)食べて、すっかりぬる〜い水を飲んでいたら、おっさんが隣に。なんだろ?


でも「日本人か?」と英語で聞いてくれて、ほっ。彼はトルコ人でパムッカレ村の出身、でも今はイスタンブールのそばの大学で英語を教えている講師だそう。「奥方とコドモと帰省中なんだけど、はぐれちゃってさ、連絡待ってるの」、だそう。


日本人好きなんだって。なんか文化というか、伝統を大切にするところがトルコ人と似ているからって。でもそんな人ばかりじゃないよ〜とかいろいろお話している間にやっと連絡が取れました。



もし、何日かパムッカレ村に滞在する予定なら、自分の甥っ子?の伝統的なトルコ式結婚式があるから、見せてあげたかったよ!と。わぁ〜魅力的。ちょっと残念でした・・・。トルコでにっちもさっちもいかない困ったことがあったら連絡してね、だって。また人の優しさに触れました。


奥方とお嬢さんがきて、紹介してもらってバイバイ。
なんかうれしい。


13:30 ヒエラポリス見学 


ということで少し元気でて、炎天下をヒエラポリス見学。

ヒエラポリスはBC190年に始まった都市の遺跡。紀元前だよ・・・。


アポロ神殿跡!って瓦礫の山じゃん。。。劇場後もあるのだけど、もうこれ以上登る元気もなく、瓦礫のところから見上げて写真だけ撮って。


泉の広場みたいにみんな水道に群がっている。あれなんか意味のある(聖なる、とかの)泉っぽいな・・・と思って、私までお水を飲んでしまいましたが、実は大丈夫だったのか私?生水飲んじゃいけないことをすっかり忘れていました(その後問題なかったから飲料用として大丈夫なのだと判断)

14:30 ミニバスを待つ

帰り、小さなバスショップの前でまた日本語をしゃべれる子供につかまり、でもそこで帰りのチケットが取れるし、ミニバス乗り場まで案内してくれるみたいなので、しばし、休憩。
田舎の海の家みたいな感じのところ。
でもなぜか『お食事処』と日本語のノボリが。んん〜???と思っていると、実はそこのレストランには、トルコ人と結婚したノリコさんという日本人がいたのでした。あらあら、じゃあ子供たちはみんなハーフってことなのかな?

15:00ノドがカラカラ ミニバス パムッカレ村→デニズリ

で、ミニバスがきたので、乗り込む。あれ。。。サングラスがありません。おそらく、あの海の家バスチケットショップのトイレで置いてきたものと。

ハァ。
帽子をなくし、サングラスをなくし・・・。

さて、でもなんとかデニズリ・オトガルに到着し、降りたところで同じミニバスに乗っていた、名古屋からバックパッカーしてるという日本人と遭遇。トルコ中を回ってるらしいです(といっても1週間らしいけど)。久しぶりに日本語でガンガンしゃべれてなんかうれしくなる。とりあえず、帽子よりも必要なサングラスをお土産屋さんで買いました。その子に選んでもらって。明日はお互いエフェス見学予定とのこと、また会えるかもねぇ、なんて話しながら。
 
16:00 デニズリ→イズミル

帰りの長距離バス、覚えたての「メルハバ!(こんにちわ)」を言うと、トルコ人の(ターバン巻いた)女性が頬を寄せるトルコ式挨拶を教えてくれました。なんだかニコニコしてる人でした・・・。

バスでは、アイスをくれました・・・が水、水がほしいの、冷たい水が・・・。で、水、そしてチョコクッキーも出てきました。やっぱり乾燥地帯でのクッキーとかパンはきつい・・・非常食と思って食べましたが。暑くて乾燥しててノド渇いて、なんか食欲があんまりないのよね。買おうと思えば、シシカバブサンドとか買えばいいと思うんだけど、手が出ない。

19:20 イズミルのオトガル着

で、イズミルに着いて、ほっ。私でもやればできるじゃん!ってかんじよ。
焦げて、干からびてクタクタ・・・でもなんとか戻ってこれました。

やっぱり帰りもセルヴィスあるよぉ。乗り場がちゃーんとありました。どんな小さなバス会社でも、多分あるはず、だったんだね。昨日も使えばよかったわ。

20:00 セルヴィスでバスマーネ市街へ

帰りもセルヴィスあるよねぇ。早いし、安心して乗っていられるし、いいです。フリーだし。

希は遅くなるみたいなので、まだ日も落ちていないし、イズミル中心地の大きなキュルテュル公園を散策。といっても閑散としてたけど・・・ジュースを買って一気飲み。


20:30 ホテル着

やっと戻ってきました。はぁ。
シャワー、超気持ちいい。ぬるめのお湯が毛穴から入っていくかんじでした。
荷物をパッキングしながら希の帰りを待ちました。明日のウェイクアップコールもホテルに頼んで早めに寝る(身体が熱くてあまり寝つきはよくなかったけど)

22:30ごろ希、帰ってきました。遠かったけど、海の遺跡アソスはよかったそうです。