Chappy 享年13歳

幸せだった?




10月に入ってから、それまで元気だったChappyの様子がおかしくなった。
そして、20日後の今日、台風23号上陸の日、永眠した。


気づいたのは1日。なんだか呼吸が苦しそうに見え、食欲もなくなった。動物病院に連れていくと、ミルク状の膿が肺の近くにたまり、たまり切ると窒息してしまう"乳び胸"という病気。管を入れて膿を抜くことしか治療法がないとのこと。


一時期、膿を抜いて点滴をして、食欲も出てきたが、最近はまったく口から食べられなくなり、日に日に痩せていった。点滴でしのぐが、やっぱり口から食べないと衰弱が激しくなる。今までママさんと添い寝していたのが、急に奇怪な場所でうずくまって寝るようになる。洗面所や、クローゼット、玄関・・・。猫は死ぬ前に一人で死ねる場所を見つける、と聞いたことがある。


・・・そうこうした、今日、母親が家に帰ると、冷たくなっていた。以前のように四肢を投げ出して。膿を抜いてからは、胸が苦しいからか、一度もなれなかった、その体勢で。
20日間、苦しそうだった。
でも、すごくがんばった。
もう、これでいいよね。
もう、管を入れられることもない。
もう、苦しい思いをすることもない。
天寿を全うした。


でも、またぴきっと起き上がって、ふてぶてしくのっしのっしと歩いてくるような気がして仕方がない。