影武者徳川家康

愛読書。

読み終わったぁ。愛読書の一つになりました!おもしろい。
去年、山岡版『徳川家康』を読んだから、ひとつの出来事もそれぞれの見方によってこれだけ違うのか・・・その対比として読んでもまた楽しい。天ぷらのくだりとかw 

でもどちらもの共通項は、家康は腹黒でもないし、偉大で、とても聡明で、忍耐強く先を見つめる目が天才的だということ。読むまでの家康の印象(狸親父的な)が変わり、歴史上で一番好きな人物となりました。

ものすごく気に入ってた、かぶきもの・前田慶次郎の小説(『一夢庵風流記』)もこの著者(隆 慶一郎)のだったと判明!すごく読みやすい書き方です。


咲師匠が原哲夫(『北斗の拳』)作の漫画版を持っていたので貸してもらうと・・・二郎三郎がめっちゃイケメンになっている!!原作では「極端な短足、自分で着替えもできないほどの巨漢、猪首」と描写されていたのに、入れ替わり時59歳とは思えない殿方になっているではありませんか!!島左近もイケメン!六郎も!!この先、このメンバーが心の友となり、桜の木を愛でつつ・・・(涙)。漫画は原作の上巻の途中で終わってしまってるから、その後のことをあれこれ想像〜。しかし、具体的に描かれることでわかりやすくなるし、絵の力ってすごいわー。

これを原作の大河ドラマ作ってほしいわぁ。あ、物語スタート時、主人公が59歳ってまずいかな・・・。連続ドラマでもいいわ。毎回柳生VS風魔の戦いで盛り上がりもあるし。それこそ今の大河で若すぎてムリのある設定の家康(北大路 欣也)とかぴったりなんですけど!家康の偉大なムードも貫録もあるし〜。最近のメロドラマな作風の大河ではムリな路線かな・・・(家康が大きく絡むのに、今年の大河はすでに断念w) もっと骨太のしっかりした時代劇が見たいのよ〜。


真田太平記』も大河にいいよなぁ。いつかの大河で佐々木蔵之助が真田役をやってたけどイメージぴったりでした。