FADOという音楽

ヨーロッパのご飯食べ歩きたい


初めてのポルトガル料理。

"MANUEL COZINHA PORTUGUESA"


オススメのお店に連れて行ってもらおうと思った今日、たまたまポルトガル生演奏が聞ける日だった。この前の女子サミットでポルトガル行きたいね!なんて話も出たし、偶然。


お店はこじんまりしていて、ここで生演奏!?って感じだったけど、トラウマによって白ワイン嫌いな私にも食前酒に若干炭酸のきいた白ワインが・・・本当においしい。白ワインをおいしいと思うなんてかなり感激。ホントに。その後も赤ワイン二本、本当にごくごく飲むなぁ。そしてコース料理にてポルトガル堪能・・・と言いたいところなのだけど、豆(地鶏と豆のシチュー)やポテト(魚介類の蒸し煮の付け合せ)が多くて、量は少ないのにとても濃厚ですぐにお腹一杯に。色彩とか、並べ方とか、気にしない料理、いいなぁ。こんなに豆が出てきて、豆嫌いな里佳大丈夫?


でも初めてのヨーロッパでいきなりポルトガルなんてマニアックだそうな。さやかや里佳を連れて、一度この雰囲気を味わいに来たら?とオススメされた。


さて宴たけなわ。ファドと呼ばれる音楽が始まります。


どんな音楽?と聞くと「演歌」。え、え、演歌っすか。


なんといいますか、ボサノバでもない、けだるい歌声。女性が歌い、不思議な形のギター2台を男性が弾く。まったりと、目を閉じると波の音が聞こえてきそうな、どこか違う世界に行ってしまったようなムード・・・と思って前を見ると、寝てますよ、この輩。


30分ほどの演奏が終わると、潮が引くようにけっこう年配のお客様たちががお帰りになりまして、あっという間に私たちだけの貸しきり状態に。お店のお兄さんとおいしいポートワインを飲みながら、ポルトガルの話に花が咲いてしまい、終電ぎりぎり。


いやーいいやね。これがおいしい食事ってもんよ。