サン・テグジュペリ

この不思議なかんじ。

誰かが、何百万もの星のどれかに咲いているたった一輪の花が好きだったら、その人は、そのたくさんの星を眺めるだけで幸せになれるんだ。


あなたがあなたのバラの花をとても大切に思っているのは、そのバラの花のために暇つぶしをしたからなんだよ。


王子様の寝顔を見ると、私は涙が出るほどうれしいのだが、それは、彼が、一輪の花をいつまでも忘れずにいるからなんだ。バラの花の姿が、眠っている間もランプの灯りのように彼の心の中に光っているからなんだ・・・。

星の王子様 サン・テグジュペリ

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10年前の日記をまとめたものを読んでいたら出てきた、当時ピックアップした言葉。


星の王子さま」は昔から大好きな本。子供の頃はなんだかわからないけど不思議な雰囲気が好きだった。大人になってからは、もう少し違う視点・・・根底に広がるもの悲しさが苦しくなったな。こんなさみしい物語だったっけ?・・・だけど、行間を読めない私でさえも「ナニカ」をジワジワ感じるやっぱり不思議な語り口。


「5年後のドヤ顔予想」もサン・テグジュペリの言葉だったし、縁があるのかしらん(笑) 「ドヤ顔予想」で思い出して久しぶりに読んだら、やっぱりさみしくて心がギュッとする・・・。だけど、こんな素敵な言葉があふれてる。